南青山ブランドとは?
最近のニュース等で、青山に児童相談所建設に対し反対の声がかなり上がっているとの報道がされています。
港区の説明会では、怒号が飛び交うほどの状況だそうです。
その中でも反対意見の中心は、街のブランドイメージを壊すと言った声です。
子育て中の若い母親は、億を超える投資をして土地と家を買って南青山に来たそうです。
小学校へ通っている子供たちもも習い事や塾等高いレベルへ行かせ、その中で児童相談所の子供がきたらかわいそうとの意見を述べています。
また別の高齢女性は、外に出ると着飾った両親と子供等を見た時の自分とのギャップをすごく心配すると同情しています。
何か違和感のある意見が堂々と述べられています。
果たして南青山は、お金持ちのハイソな街で、ブランドと化しているのか、不思議です。
不動産ビッグデータのスタイルアクトが発表している小学校学区別の子育て世帯の平均世帯年収を出しています。
それを見ると、トップは南山小の1409万円、次は本村小の1284万円、3位は御成門小の1268万円と港区内の小学校が上位を占めています。
都内平均の805万円と比べると都内一のセレブが住む街と言っても過言ではないですね。
注目の南青山の青南小学校は、1120万円で港区内では8番目ですが、他の白金小と麻布小にも負けており、微妙です。
ちなみに1位の南山小の近所には老人福祉会館やシルバー人材センターがあり、2位の本村小の隣には特養老人ホームが2軒あります。
以上の施設とは違うのでしょうか?
児童相談所が出来るとそんなに迷惑な事が起きるのでしょうか?
そもそも児童相談所に行く子供たちが全て貧乏で庶民の子供とは限っていません。
収入に関係なくDV等の危険から子供たちを排除して助ける役割を担っている施設で、その子供たちが街を徘徊して迷惑をかける等、考えられない感覚です。
ましてや犯罪者ではないのです。
反対する人々にはかなりの偏見があり、逆に勉強不足かと感じます。
そのような中で考えると、青山という一等地に区の施設を作るのは勿体ない、商業施設等を建設する方が余程利益になるとの不動産屋の考えがありそうですね。
噂によると、青山にある不動産仲介業者のグリーンシードが黒幕との情報が流れています。
グリーンシードは、1996年操業で港区、渋谷区で賃貸物件と売買物件で展開してきた会社です。
建設反対をしている「青山の未来を考える会」という団体は、グリーンシードのHP上で行われています。
現在グリーンシードのHPでは、署名活動のページを削除しています。
余りにも不自然で疑惑が広がりますね。
一方元々の住民の方は、児童相談所に嫌悪感を持っていないし、子供の事を考えたら大事な施設との声が多数です。
ですのでこの問題は、一部の利権に関係する人たちの反対があっただけで、南青山というブランドは特に関係なかったと言えます。
何のこっちゃ!
人間欲が絡むと、言いたい放題というパターンで情けないと言うことです。
ではまた。