日本人は働きすぎだ!
日本のサラリーマンは、働き過ぎで休みも消化できません。
またブラック企業もまかり通っているので、自分の身は自分で守るしかない状況です。
会社の人事も従業員を働けるだけ働かせ、辞めたい人間はそのまま使い捨てし、人件費を浮かせるようなそんな会社が最近多いように思います。
まあ私が勤める会社もその最たる所です。
総合旅行サイトのエクスペディアジャパンが有給休暇の国際比較調査の結果を発表し、世界19カ国で18歳以上の社会人男女1万1144人を対象に行われました。
日本の有給支給日数は20日で、取得率は50%で3年連続最下位でした。
ワースト2位のオーストラリアでさえ、70%で如何に低いかが良く分かります。
取得日数は10日で、これもタイ、アメリカと並び世界最下位でした。
何故これほど低いか、それは日本人の有給休暇取得に罪悪感を抱えている事が原因です。
同じアジア諸国でもその傾向があり、韓国は55%罪悪感を覚え、一方メキシコでは20%、スペイン・イタリアでは21%に過ぎません。
さらに自分が有給休暇を取得する権利がないと考えている人が多いです。
しかも休み不足と感じている人も53%と少なく、休んでいないのに休み不足とはどれだけ真面目なのか、呆れますね。
反対にフランスは、有給取得率100%、取得日数も30日でも64%がまだまだ休みが少ないと感じています。
また世代別ではどうでしょうか。
日本は18~34歳で62%と休み不足だと感じています。
上司も有給取得に協力的との回答も43%で世界最低で、50歳以上の管理職世代が休み不足を感じていないのもその原因の一つと考えられます。
日本人が休みを摂らない理由について、1位は人手不足、2位は緊急時のために取っておく、3位は仕事する気がないと思われたくないでした。
このように考えると、日本人の意識には雇われて文句も言わず真面目に働かないといけないとの観念が残っているのではないかと思います。
ですから経営側からすると、こき使ってナンボで使い捨てという意識があるからブラック企業がいくらでも蔓延ってしまうのです。
仕事とプライベートは割り切って考え、余暇を楽しまないと無理して働き健康を損なっては、何の意味もないですよね。
自分が社長でもない限り、休んでもほかの人が仕事をこなすだけなので、積極的に有給を消化すべきです。
私の勤める会社でも思いついたように有給取得するように言い出しているので、少しは健全化してきたのかと感じますが、基本は従業員は使い捨ての意識がまだ強く残っています。
経済的に早くこんなブラック企業から離れたいと思いますが、しばらくは我慢ですね。
ではまた。