ソフトバンクIPO高値を付けるか?
今年最後の投資家の注目の的になっているソフトバンク新規上場です。
仮条件は、幅を持たせない1本値で設定し1株1500円となりました。
年間配当利回りは5%になります。
ブルームバーグによると、上場初日は1500円を超える可能性が高いと報じていますが、大体新規上場の場合高値を付けるケースが多いですね。
ソフトバンクは個人投資家と海外投資家から強い需要があります。
しかし先日の通信障害後、株価が4.9%下落したがソフトバンク単独の障害ではなく上場に対する深刻な影響がないそうです。
実はこの障害は、ソフトバンクが使用するエリクソン製の通信制御機器の異常が原因で、英国など世界各国で同じ時刻に同じ障害が発生しました。
ソフトバンクグループは、投資家の誘致を目的としたキャンペーンに力を入れ、1億6000万株の割当増資を含む約17億6000万株の株式を売却しています。
この通信子会社の上場では、過去にNTTの上場が1987年に最大級の上場で2.3兆円を調達しました。
今回の上場で得た資金は、グループの負債返済と同社のビジョン・ファンドが保有する1000億ドルの資金とともに、今後のAI、IOT、ロボット工学、ライドシェアリングサービス等の急成長分野の強化に投じられます。
上記のソフトバンク・ビジョン・ファンドは、ソフトバンクの孫社長とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子等と共同で発足した投資子会社です。
CNBCによると、ソフトバンクは国内の電気通信事業の成熟したイメージを十分に認識し、新興企業と提携し新たなビジネスの開拓を狙っているとし、一方で個人投資家には5%の高配当を期待できるとしているとの見解を示しています。
またニューヨークタイムスによると、ソフトバンクの未来は孫社長の投資スキルにかかっているとし、今回の上場で事業展開加速を狙い、4月には米子会社スプリントとTモバイルを合併しました。
上場により、アリババグループ、ヤフージャパン、ARM株を含む大手企業株を保有する巨大ベンチャーグループへ代わる可能性があります。
しかし懸念もあり、時価総額の40%の1320億ドル相当のアリババ株を保有しているが、ソフトバンクの株価はあまり伸びていません。
孫社長が投資したアリババ、ヤフージャパンはかなり成長しました。
今後の展開によっては、この投資が成功か失敗か同等の可能性があると言えます。
投資家にとっては、短期的には利益を取れると思います。
頑張りましょう。