メガ銀行も必死!
AIの普及で人件費削減がかなりの割合で減らせて、特にメガ銀行は今後相当な人員削減を進めると言っています。
そしてATMでも相互活用する動きが出てきました。
三菱UFJと三井住友銀行は、駅など店舗外に設置しているATMを相互利用出来るよう決定しました。
2019年前半には、両行の預金者が利用する場合に、手数料を原則無料とします。
メガバンクでは初めてで計2300ヶ所以上のATMが対象で、両行の預金者にとっては非常に便利になります。
現時点では、他行のATMで現金を引き出すと平日は108円の手数料がかかります。
また夜間・休日の預金を引き出す手数料(216円)も、今後減らす傾向で検討しています。
しかし振込手数料と通帳記帳は相手先のATMではできないので、ここはまだまだ改善の余地がありそうですね。
まだキャッシュレス決済は少ないながらも、ネットバンキングの台頭等で現金を使うことも減ってきています。
比例して、銀行ATMの利用も以前に比べその機会が減っているので、コスト削減の為には相互開放で負担を減らしたい所です。
どのぐらい減るかというと、500~600ヶ所を廃止する計画です。
現在の銀行は低金利に喘ぎ、預金者も敢えて銀行に預ける意味がなくなったことも原因の1つです。
また預けていてもATMで引き出せば手数料がかかる事もネックです。
ですのでアマゾンのサービスのように買い物額に応じたポイントが付き、利便性も優れていればその方向にシフトします。
ネットバンクのようにATM手数料や振込が月何回までは無料等のサービスへ流れることも増えています。
スマホアプリ上での資産形成や決済等の普及も影響しています。
このような時代の流れから、今後はICTを活用してスマホアプリやウェブサイトの充実とリアル店舗の削減を同時に進めていく必要があります。
実際のメガバンク3行で、合計3万2500人分の業務削減が報じられて大リストラが始まっています。
また最近は土日営業を行い、平日忙しい人向けに資産運用の相談会や金融商品の紹介等を開催しています。
確かに今まで平日の店舗営業が午後3時に閉店するのも今の時代ではかなりの違和感がありますね。
東南アジアのタイの銀行は店舗によっては19時まで開いていて土日祝も営業しています。
ネットバンクはシステム作業以外は休みなしです。
これからのメガバンクはどのように生き残るのか?
今後は法人への融資による利ざやで稼ぐには厳しいので、富裕層専門に特化したサービスを行ったり、スマホ・ウェブサイトでの顧客サービス、キャッシュレス化へのシステム開発等が重要になると考えられます。
ではまた。