東京医大の不正は?
毎日皆様お疲れ様です。
ところで、今回東京医大で女子受験者を一律減点し、男女数を操作していた事が判明しました。
何をやっとんや?
これは、一般入試で女子受験生の得点を一律に減点し、女子の合格者数を抑えていました。
その反面一部の男子学生に加点をしていたそうです。
受験者への説明もないまま、遅くとも2010年頃から入学者の男女数を恣意的に操作していました。
東京医大の医学部の一般入試は、マークシート方式で機械採点する1次試験に合格した受験者が、2次試験に進みます。
その後、学長や教授らで作る入試委員会が合否を判定します。
今回の女子の得点は、1次試験後に一律に減点していました。
過去には、1次試験に通った現役の男子学生に、自動的に2次試験の小論文の
点数に加点した事もあったそうです。
大学関係者が言うには、2010年頃には既に暗黙の了解でやっていました。
では何故このようなことをしていたのか。
背景には、大学病院の医師を確保したいという、大学側の意思があるとみられます。
テストの点数通りにやると、女子の合格者数が多くなるが、女子は離職率が高いので、大学の判断で行いました。
2018年度の入試では、医学部医学科に男子1596人、女子1018人が受験し、1次試験の合格率は、男子が18.9%、女子が14.5%でした。
2次試験を経て最終的に合格したのは、男子が8.8%、女子が2.9%でした。
これは、非常にひどいやり方ですね。
大学の都合で女子を不合格にされたのでは、一生懸命に勉強してきた学生を馬鹿にしていますし、特に女性への偏見も偏りすぎです。
また女性の医師の働や、労き方のサポート働時間の短縮等いくらでも離職率解消の手段はあるはずです。
文科省は、毎年国公私立大に入学者選抜について通知を出し、中立・公平に実施することを求めているそうですが、噂では他の大学でも通例になっているとの話も出てきています。
大学側には、既に過去6年間の入試が適切に行われたかを調査、報告するよう求めていて、内容次第では指導や補助金減額等を検討するとの事です。
しかし、文科省も偉そうなことを言っても、前科学技術・学術政策局長の佐野太被告が、息子を不正合格させようとし、東京医大に便宜を図って受託収賄罪で起訴され、医大の臼井正彦前理事長と鈴木衛前学長も贈賄罪で起訴されています。
大体、最近のニュースでの官僚のトップが色々な事件で次々に辞職している状況で、またこんな無様な事が起こると、自己保身と自己の利益追求しかしてこなかったとしか、考えられないですね。
しかも、給与は全て国民の税金から支払われているにもです。
本当に、ここ最近の山根会長や日大の田中理事長らと一緒で、権力を一身に握ってしまうと、周りが勝手に忖度し、正常な感覚が無くなってしまうのですね。
残念でしょうがないですが、やはり第三者のチェック機関を設けて常に正常に機能されているか、定期的に検査すべきですね。