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セブンの生ビールが中止!

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暑い日には、やっぱり生ビールをグイっと飲むのが美味しいですよね。

大手コンビニのセブンイレブンが生ビールの販売を中止しました。

残念です。

これは、「ちょい生」でSサイズが100円、Mサイズ190円で格安で飲めるというものです。

普通缶ビールは220円ぐらいで、居酒屋の生ビールで安いところでも、大体300円以上します。

ですので、如何にセブンの生ビールが安いか良く分かるでしょう。

これを試験的に販売しようとしていましたが、中止となりました。

 

では、何故中止となったのかを考えます。

 

未成年への酒類販売禁止

実際の店舗で未成年かどうかの判断が、厳格にできる状態であるかということです。

常に身分証明書の提示を求めていかないといけないし、仮に未成年に販売した場合は未成年者飲酒禁止法に抵触し、最大50万円以下の罰金刑となります。

セブンの日販額は、約60万円ですので法律が適用されると、一日分の売上が無くなるわけです。

もちろん経費などを差し引くと、完全に赤字となります。

 

飲酒運転対策

郊外のコンビニ店舗は、ほとんどの客は車で来店します。

道路交通法で、運転する者への酒類の提供・飲酒のすすめは、違反となり3年以下の懲役又は50万円以下の罰金となります。

ですので、忙しい状況でいちいち飲酒運転の防止に関する説明が徹底できるか、これは甚だ難しい問題だと言えます。

 

小規模事業者への配慮

セブンの生ビール価格設定が安いので、周辺の小規模事業者はかなりのダメージを受けます。

公正取引委員会は、大規模事業者が廉価販売する時に、かなり厳しく監視をしています。

2017年6月から、酒税法の改正がありスーパー等ではビールが値上げされました。

 

酒類販売に関しては、面倒くさいことが多いんですね。

客の立場では、ちょっと飲むには安いし、おつまみも一緒に買えて便利だと思うのですが残念ですね。

 

確かにコンビニの現場では、アルバイトなどの従業員の仕事は多様化して、業務が大幅に増えています。

例えばネット注文した商品の受け取りや、税金納付・チケットの発行・様々なカードのポイント移行・プリペイドカードへの対応等大変です。

大元のコンビニ本体へは、上納金も払いながらアルバイトへの教育も行わなければいけません。

また年中無休24時間営業という過酷な労働時間が、果たしてまともなのか疑問ですね。

 

ここで、本当に年中無休で24時間営業が必要なのかどうかを考えるべきだと思います。

今は、色んな商品がたくさん販売されていて、どこでもあらゆるものが手に入ります。

ネットでのショピングも普通となっていますし、コンビニのように従業員をこき使うことが必要なのか?

昔のセブンイレブン通り、7時~23時の営業で十分なのではないか。

正月元旦から営業する必要があるのか。

店を開けるということは、働く人々は元旦から仕事ということです。

今や、働き方改革云々を言われている時代にそこまで働かせるブラック企業は必要なのかと常に考えます。

 

私は、もっとゆとりのある生活ができるような時代となって欲しいです。

余りにも世知辛い世の中では、心の余裕がなくなり様々な犯罪へと繋がるような気がしてならないです。

色々な意見はあると思いますが、そんなに便利になる必要はないと断言します。

ではまた。

 

生ビール