奨学金制度の現状
最近では、奨学金が返済出来ず自己破産という問題が発生しているとのニュースを見ます。
私も子供の奨学金を申し込みしました。
昨日その承認がされて、借り入れて卒業後返済が始まります。
経済的に余裕がある家庭ばかりではないので、今後制度の改善を国は補助金等使って、より簡単に貸し出せるようにして欲しいです。
現状の奨学金について調べてみます。
奨学金には、給付型と貸与型の2種類あります。
・給付型
これは名前の通り、返済義務の無い奨学金です。
申込方法は、進学する前年度に在学している学校を通じて申込みます。
手続きなどは、在学している学校の指示に従ってください。
また、進学後の申込(在学採用)は受け付けていません。
他にマイナンバーの提出も必要です。
申込資格は、大学・短大・専修学校の専門課程に進学予定の高校の最高学年、又は高校卒業後2年以内の人等です。
家計などの条件は、住民税非課税世帯、生活保護世帯、社会的養護を必要とする人等です。
上記の申込資格を満たす人の中から、各高校の校長が適格者を推薦します。
*推薦基準を設定していない学校からは、給付金の申込ができません。
この推薦に基づき、日本学生支援機構で審査の上、採用候補者を決定します。
結果は高校を通じて通知します。
採用された方は、手続きを行い給付を受けます。
支給月額
自宅通学 国立 2万円
公立 2万円
私立 3万円
自宅外通学 国立 3万円
公立 3万円
私立 4万円
給付奨学金に関する問い合わせは、専用相談センターにて対応しています。
電話:0570-200-021(ナビダイヤル)
月~金 8:30~20:00まで 土日祝・年末年始は除く
・貸与型
これは、返済義務のある奨学金です。
第一種と第二種に分かれ、第一種は無利息、第二種は利息が付きます。
これらと合わせて入学時の一時金として貸与する入学時特別増額貸与奨学金があります。
第一種の対象は、国内の大学院・大学・短大・高専・専修学校に進学する学生です。
特に優れた学生で、経済的理由で著しく就学困難な人へ貸与します。
第二種の対象も一種と同じです。
利息は、年3%を上限となります。
第一種よりも選考基準は緩やかになります。
入学時特別増額は、入学した月の分に一時金として貸与する利息付きの奨学金で、国の教育ローンを利用できなかった学生を対象にします。
第一種貸与月額
国公立自宅通学 月2万円・3万円・4万5千円
国公立自宅外通学 月2万円・3万円・4万円または5万1千円
私立自宅通学 月2万円・3万円・4万円・または5万4千円
私立自宅外通学 月2万円・3万円・4万円・5万円または6万4千円
第二種貸与月額
月額 2万円~12万円(1万円刻み)
上記から任意で選択
採用には、予約採用と在学採用があります。
在学採用は、高校在学中に申込採用されるもので、予約採用は大学などに進学後に申込採用されるものです。
以上簡単に現状の制度について書きました。
詳しくは日本学生支援機構のホームページをご参考にして下さい。
実際に在学申し込みだったのですが、奨学金を申し込んで採用されるまでは、かなり時間もかかり、手続きの書類なども書きにくく分かりづらいです。
お役所の書類ですので、非常にわかりづらくもっと簡単フォーマットにできると思うので改良をしていただきたいですね。
また段階的に書類を提出する形で時間が掛かりすぎる事も修正すべきです。
そして卒業してからの返済については、正規社員に必ずしも全員が採用とはならず、非正規又はアルバイト等につく場合もあるので、そのあたりは柔軟性を持たせて対応して欲しいと思います。