格差社会はこれからも続く。
今までも富裕層やその実態を書いてきました。
それは、過去の記事もご参考にして下さい。
過去の記事でも書きましたが、再度富裕層の定義を書きます。
超富裕層は、世帯の純金融資産保有額5億円以上、富裕層は同1億円以上5億未満、準富裕層は同5000万円以上1億円未満、アッパーマス層は同3000万円以上5000万円未満、マス層は同3000万円未満になります。
これは、一般にも億万長者と言われるように、1億円以上の資産を保有しているかで基準になっています。
それでは、全体のいくらぐらい富裕層はいるのでしょうか。
富裕層・超富裕層は、全体の約2.3%でかなり少ないですね。
マス層は全体の約78.9%、アッパーマス層は約12.9%、準富裕層は約2.2%、超富裕層は約0.1%です。
それでは富裕層は増えているのでしょうか。
ここ最近は、2013年に富裕層は20.0%、超富裕層は35.2%増加しました。
2015年にかけて、富裕層は17.3%、超富裕層は2.7%増加しました。
これは、株価、不動産等の上昇に上手く乗った人、いわゆる億り人となった方も含まれています。
私が考える格差社会は、所得格差を考えます。
厚生労働省がまとめた民間給与実態統計調査には、40代の世帯主の家庭の低所得世帯の割合が20年間で1.5倍増えているそうです。
低所得世帯は、年収300万円未満の世帯で大幅に増えています。
この原因としては、非正規雇用で採用する企業が増えている事と、その後正社員として登用される事が少なくなっているのも要因となっています。
現在は比較的景気が良く、企業は内部留保を増やし給与での配分はほとんどしていません。
しかし来年には消費税が10%に上がり、その直後は一気に景気は落ち込む事が予想されます。
その影響で株価・不動産価格等は急落し、景気も落ち込む事を考えれば富裕層はマイナスをしないように上手く乗り切れるかもしれません。
しかし、一般庶民はもともと資産がないので不景気をそのまま直撃します。
これにより、更に格差が大きくなり、格差社会は否応なく続くと思います。
ではまた。