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スルガ銀行は大丈夫か?

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銀行でも、色々問題があり今後AIに取って代わる為、行員のリストラ等苦難の時代になっています。

そのような中で、以前は注目を浴びていたスルガ銀行が、倒産の危機を迎えています。

一体何故こんな事になったのでしょうか?

不思議に思ったので、調べてみました。

かぼちゃの馬車のシェアハウスオーナーへの融資に関する不正融資が発覚しました。

融資を担当していた支店長やほかの役職の社員が、退職していた為金融庁から検査忌避とし警告をしていました。

かつて金融庁は、金融レポートに地銀106行の本業の利益率を表したグラフを載せ、スルガ銀行の突出した利益率や利益の伸びを示していました。

これは、他銀行より圧倒的な存在感をみせていました。

しかしながら、高収益の裏側には審査書類の改竄を知りながら、融資する違法行為がありました。

金融庁の検査により、どのような処分がくだされるのか。

融資は、ほとんど個人向けなので、これに対して業務停止命令が出れば経営が一気に崩れてしまいます。

ここまで来ると、岡野CEOの責任問題だけでは終わらず経営破綻の可能性が大きく出てきました。

また、その後の再編相手を想定しながら、金融庁の決断にかかってきました。

優等生と呼ばれていたスルガ銀行が、倒産の危機に面していますが、今後の地銀の生き残り自体も深刻です。

各地の地銀が本業での赤字を出していて、経営が成り立たないような状況もあるみたいです。

金融庁は、継続して経営が出来るよう要請を行っています。

地方は、人口減少により融資をする先が減っている状況です。

ですので、県によっては1行しか存続できないという所も出てきました。

平成29年度の金融行政方針では、約半分の地銀が本業で赤字となっています。

さらに20年後には、7割以上の地銀が本業で赤字となる怖いぐらいの予測がされています。

無茶苦茶ですね。

日本は世界でも人口に占める銀行数が多いので、合併による規模を拡大していく事も考えられます。

競争も激しく、またIT化・AI化により従業員の削減、ATMの共同化によるコスト削減等も積極的に行う必要性があります。

やはり本業の融資をして利ざやを稼ぐ業務に戻り、また融資の選別を行うプロの育成も必要です。

また金融庁が本格的にリスクを取った融資を応援し、本業支援に如何に関われるかに掛かっています。

あとは、利用する人の利便性やネットバンクとの差別化ができるかどうか、メリットを如何に伝えられるかどうかが大事になってくると思います。

ではまた。