異業種へ参入する企業
甲子園は、ベスト4が決定しました。
試合は、ベスト8が一番面白いと言いますが、今日の試合も劇的な試合がありました。
明日は一休みして、体を休ませて頑張って欲しいと思います。
高校野球は、明後日までの楽しみで待ちましょう。
という事で、今日は本業以外の業種を経営している企業について調べました。
特に厳しいアパレル業界の企業に注目すると、紳士服専門店があります。
紳士服小売大手は、コナカが9月期決算で売上高前年比4%減、営業利益22%減です。
しかし、コナカはとんかつ専門店「かつや」やからあげ専門店「からやま」等のFC店を展開しており、前年同期比5%増と好調です。
全体の売上高は、ファッション事業は513億円、フードサービスは12億円で全体からすると僅かです。
また、教育事業での「Kids Duo International」も展開していて、売上高は4億円ですが、前年同期比は106%増で成長しています。
一方AOKIは、2019年3月期決算は売上高は448億円で、前年同期比3%減、営業利益は30%減です。
ファッション事業以外では、ブライダル事業が66億円、カラオケ・カフェ等が124億円で、ファッション以外の事業は全売上高の42%まで増えています。
青山商事では、本業以外では7つの事業を展開しています。
総合リペア事業は、靴修理や鍵複製の「ミスターミニット」です。
「焼肉キング」や「ゆず庵」等の外食店、リユース事業は「セカンドストリート」を運営しています。
ビジネスウェア事業は、前年同期比で30%減で大きく減益となっています。
確かに、紳士服業界は少子高齢化とビジネスカジュアル化が進んでいるので全体的に縮小傾向です。
またZOZOがスーツやシャツの注文受付を開始していて、採寸スーツのZOZOSUITを活用しビジネススーツを展開しています。
これだけ異業種に参入しているとは想像がつきませんでした。
夏場は、クールビズでスーツを着ず、カジュアル化でジャケット・パンツスタイルでもう常態化しています。
企業も、IT企業を筆頭にスーツにこだわらないスタイルで仕事をしています。
時代の流れでもありますが、低単価のスーツは競合が激しいです。
しかし、高級な紳士服生地を使用したオーダースーツや海外ブランドのスーツは、今でも安定して販売されています。
結局、2極化していて低単価か高級服に分かれ、どちらに重点を置いて事業を進めるかにかかっています。
企業の生き残りは、これからもかなり熾烈になっていきますが、日本企業が何とか存続していくのを期待します。