世界で住宅購入費用が高い都市は?
昨日は国内のマンションについて書きましたが、今日はアメリカの調査会社デモグラフィアが発表した住宅費用が高い都市について書きます。
この調査では、オーストラリア、中国、アイルランド、ニュージーランド、シンガポール、イギリス、アメリカの309の住宅市場を分析しています。
ランキングは、2018年第3四半期のデータを使い、住宅価格の中央値を世帯年収の中央値で割りました。
その結果、最も手が届きにくい主要住宅市場は、オーストラリア、ニュージーランド、中国でした。
10位サンフランシスコ(アメリカ)
8位タウランガ(ニュージーランド)
7位ロサンゼルス(アメリカ)
4位メルボルン(オーストラリア)
3位シドニー(オーストラリア)
2位バンクーバー(カナダ)
1位香港(中国)
となりました。
1位の香港はここ数年トップで、深刻な土地不足と中国本土からの需要が強く価格は跳ね上がっています。
中国本土の裕福な投資家により、不動産価格を高騰させているのはオーストラリア、アメリカ、イギリス等でも同様だが、香港は物理的な近さ、文化的な親近感、米ドル・ペッグ制度等の要因が大きいです。
また住宅価格に高騰が見られるのはカリフォルニアです。
サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンノゼ、サンタクルーズがトップ10にランクインされています。
サンフランシスコ周辺は、住宅バブルに突入したと言われていて、人口15万人に満たない都市でもマイホームを持つには年収の9倍ものお金が必要だと言われています。
一方日本の都市はどうかというと、大阪・神戸・京都は世界の都市の中でも比較的手が届きやすいみたいです。
逆にアメリカ、カナダで住宅が安い都市はアメリカオハイオ州のヤングスタウンで、年収の1.9倍で買えます。
またカナダのニューブランズウィック州モンクトン等は、2.1倍で買えます。
やはりチャイナマネーの影響もかなり大きいし、ヨーロッパは調査の対象から外れているので、パリやロンドン等の大都市も高いと思われます。
やはり環境の良さ、都市の規模、交通の利便性等が人気の要因ですね。
ではまた。