来年の花粉症は多いのか?
あっという間に10月となりました。
今年も3ヶ月で終わりです。
えらい早いなあ!と感じています。
そんな中、もう来年の花粉症のニュースが入ってきました。
ウェザーニュースによると、来春は6年ぶりに大量飛散するとの予想が出ました。
これは、全国平均でスギ・ヒノキ花粉飛散量が平年の6割増で6年ぶりの大量飛散となる可能性があると予想発表しました。
えらいこっちゃ!
今年でも結構多いと思ったのですが、来年はもっと増えるのかと思うと今から頭が痛いです。
私はスギのみでまだマシなのですが、それでもシーズンになると耳鼻科には最低1回以上通院しないといけません。
マスクは必需品で、ゴーグルも必要で目薬と鼻炎スプレーとティッシュは常に持っています。
花粉症でない人が、羨ましくてしょうがないです。
では、改めて花粉症がどういうものなのかを調べました。
これは1型アレルギーに分類される疾患の一つで、植物の花粉が鼻や目等の粘膜に触れることで引き起こされ、くしゃみや鼻水・鼻ずまり・目のかゆみ等の症状が特徴です。
日本では、北海道の大半と沖縄を除いて、スギ花粉が抗原となる場合が多いです。
主な症状は、上記でも書きましたがくしゃみ・鼻水・鼻ずまり・目のかゆみで、4大症状と呼ばれています。
この症状はアレルギー性鼻炎と同じで、花粉飛散期の場合は季節性アレルギー性鼻炎とされます。
また目のかゆみなどは、同様に季節性アレルギー性結膜炎に分類されます。
しかし、症状には個人差があるので適した治療・薬等も異なります。
専門医による診察が重要です。
怖いのは、花粉によるアナフィラキーショックを起こすこともあります。
重症者や喘息のある患者は、激しい呼吸により多量の花粉を吸引する恐れがある運動は是非避けるべきです。
そして花粉症を起こす植物は非常に多くて、60種以上があるそうです。
代表的なのは、ヒノキ科、ブタクサ、マツ、イネ科、よもぎ等です。
特にスギ花粉症患者の7~8割はヒノキ花粉にも反応します。
地域差もあり、スギの少ない北海道では市議花粉症は少なく、イネ科やシラカバによる花粉症が多いです。
中国地方、六甲山周辺はオオバヤシャブシによる花粉症が出たこともあります。
オオバヤシャブシは、口腔アレルギー症候群を起こしやすいです。
海外に目を向けると、アメリカではブタクサ、ヨーロッパではイネ科が多いです。
では治療を受ける場合には、耳鼻科が中心ですが内科や小児科も十分な治療が受けられます。
治療には、対症療法と根治療法があります。
花粉症の症状を抑えることが目的のものは対症療法で、花粉症そのものの治療をするのは根治療法と呼びます。
対症療法は、薬物療法になります。
抗アレルギー薬として第一世代抗ヒスタミン薬と第二世代抗ヒスタミン薬の投薬があります。
第一世代の抗ヒスタミン薬は、病院での処方や薬局等で購入できる総合鼻炎薬の主剤です。
第二世代抗ヒスタミン薬は、医師の処方箋が必要であり予防薬としても処方されます。
根治療法は、アレルゲン免疫療法で減感作療法と舌下減感作療法に大別されます。
減感作療法は、皮下投与で日本で使用されているアレルゲンは12種類です。
舌下免疫療法は、花粉エキスを1日1回スプレーする治療法です。
但し、全ての患者に有効ではなく70%の患者に留まっています。
他には、レーザー手術や超音波メスによる処置もあります。
以上花粉症について書きましたが、来年に備えて年明けには病院での薬や予防の準備をしっかりと行っていきたいです。
ではまた。