糖尿病死亡率のワーストは?
今日も暑かったですね。
今日は、大阪で仕事です。
ただ湿気が低いので、カラッとして少しは、ましでした。
都会と田舎で、病気の内容にも違いがありますが、最近の新聞で糖尿病死亡率のワーストが載っていました。
それは、徳島県です。
これは、厚生労働省の人口動態統計速報で、判明しました。
徳島県は、他にも腎不全でワースト3位、肺炎でワースト4位でした。
糖尿病の死亡者数は、前年より40人多い146人で、死亡率は19.8人で全国平均の11.2人を大きく上回りました。
また腎不全による死亡者数は、237人で前年のワースト2位から一つ改善しました。
肺炎は、120人で前年と同じワースト4位で、前年と同じです。
*糖尿病
糖尿病は、血液中の糖分をエネルギーに変えるインスリンという物質の動きが低下し、血液中に糖分が溢れてしまう病気です。
国内には、予備軍も含めて2200万人以上と言われます。
主な原因は、高カロリーの摂り過ぎ、運動不足による肥満です。
そのまま放置しておくと、神経障害、心筋梗塞、脳梗塞を併発し易く、生死に関わります。
では何故、徳島県がワースト1位なのか考えてみようと思います。
- 甘いものが好き
- お寿司が大好き
- すし酢・焼肉のタレも甘口
- 金時豆やういろうが好き
- 車社会による運動不足
1、甘いものが好き
特に高齢者は、甘いものが好きで、お菓子を常にストックし、孫などが遊びに来ると甘いジュースや菓子を振る舞います。
また、お客さん用にお菓子を大皿に盛り付け、お遍路さんなどにもお接待として振る舞います。
2、お寿司が大好き
家庭で良く寿司を作りますが、味付けも砂糖の量が多く、通常の1.5倍から8倍程の量です。
3、すし酢・焼肉のタレも甘口
徳島のスーパーなどの売り場には、お酢売り場に甘口のお酢が多く陳列されています。
これは、他の地域ではほとんど見かけません。
また、焼肉のタレも甘口が棚のほとんどを占めています。
4、金時豆やういろうが好き
甘く煮た金時豆を、色んな料理に良く使われています。
例えば、お好み焼きやちらし寿司、天ぷら等です。
鯵の姿寿司や甘口のういろうも、多いですね。
5、車社会による運動不足
これは、徳島県に関わらず、田舎の街では当たり前なのですが、公共交通の電車
バス等の本数が少なく、移動手段として車を使う人がほとんどです。
その為、都会のように電車での乗り換えや駅までの徒歩もなく歩く距離は、ごく僅かで運動にもなりません。
その運動不足を解消しようとすると、常にスポーツジムやジョギング等を意識して行わなければ、消費カロリーも少なく、食べた分が体に脂肪として蓄積されます。
また、基本的にのんびりした性格もありますので、あまり運動にも無頓着な部分があるかもしれません。
では、どうすれば糖尿病死亡率を低下できるのでしょうか?
まずは、運動による脂肪燃焼で体重減少です。
週に2~3回はジムなどに行くか、ジョギングをするか、ウオーキングするか、体を動かすべきです。
次に食事への砂糖の量を減らし、食事量も減らすべきです。
日常の生活でも、車で行くところを歩いて行くとか、工夫をしてカロリーを燃焼するように心がけては如何でしょうか?
とにかく併発する病気が多いし、命に関わる病気ですので十分に注意して、毎日の生活を過ごしましょう。