空家問題の解決策は?
地方に住んでいると、各地で空家が目立ちます。
それは田舎に限らず、都会でも増えているそうです。
空家には種類があります。
空家の種類
- 二次的住宅
- 売却用住宅
- 賃貸用住宅
- その他の住宅
二次的住宅
別荘などの普段住んでいない住宅、残業等で遅くなった時に寝泊りする等の住宅
売却用住宅
新築・中古を問わない売却用の住宅
賃貸用住宅
新築・中古を問わず、賃貸の為に空家になっている住宅
その他の住宅
上記以外の人が住んでいない住宅で、転勤・入院等で長期的に不在、建て替えで取り壊すことになった住宅
都市部の空家問題も色々な理由があるとは思いますが、地方の空家は深刻ですので、地方に特化して考えたいと思います。
地方の空家問題
原因としては、人口減少と高齢化と少子化が全てセットになっているという事です。
特に人口流出が激しい四国地方は深刻で、自治体の財政も厳しく対策がなかなか打ち出せない状況です。
若い人間は、都会へと流出し、田舎に住む人は高齢化が進み、それに伴い子供の数も減っていきます。
親が亡くなっても、田舎に子供たちは帰らず売却するかそのまま残す形になります。
残った家は、手入れがされないと、周りの家にも迷惑を掛けることになります。
すぐに売れれば問題はないですが、不動産の価値がなければ売ることも難しいのが現状です。
都会のように民泊で使うとか、シェアしながら使うという事も考えられますが、その需要もありません。
行政と連携し、補助金等も使いながら進めていかないと一向に解決とならないです。
まずは行政として、観光やIターンとして人々が流入してくるような施策を考えていかなければいけないと思います。
その為には、一県だけの問題ではなく例えば四国なら四国全体としての観光客や住居移転を促すような施策とPRが必要と感じます。
特にPRは不十分です。
東京や大阪等にアンテナショップを設けていますが、それだけでは不十分で都会に住む人々に、どれだけ人間らしい生活ができる地方の生活が良いのかメリットを十分に伝えられるかが重要です。
都会と田舎では、空気が違います。
生活のリズムはゆっくりです。
田舎に住む人たちは、余裕があるので笑顔があります。
自然が豊かで動植物がそこらじゅうにあります。
また車を走らせてバーベキューをしなくとも、近くに川や山や海があるので場所には困らないです。
そのようなメリットを都会へとどんどん発信していかなければ、現状を打破することは難しいと感じます。
成功してる県もあるので、見習うべきところは素直に学び、できる限り空家を減らし、活用すべきだと思います。