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大和ハウスが夢洲開発参戦?

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先日の大阪万博開催決定に伴い、大和ハウス工業の芳井敬一社長が夢洲周辺の開発に意欲を示しました。

 

万博の開催決定は、東京五輪パラリンピック後の目標ができ、長期戦略が考えやすくなったと評価しました。

 

そして万博後も周辺の開発が進み、学校の施設を含め魅力ある街を作ることで少子化対策、関西の底上げにつながると述べています。

 

そもそも今回の万博はどのくらいの経済効果があるのでしょう。

 

期間中は約2800万人の入場者数が予想され、会場付近には大阪府・市がカジノを含む統合型リゾート(IR)施設の誘致に取り組みます。

 

また鉄道計画も動き出します。

 

夢洲は、臨海部の人工島で、10年以上活用されず放置されていました。

 

交通手段も現在は車だけで、鉄道の延伸計画が相次いでいます。

 

大阪市営地下鉄は、中央線のコスモスクウェア駅から夢洲までの約3kmの工事を検討しています。

 

夢洲中央部に新設する夢洲駅(仮称)と結び、24年の運行開始を目指します。

 

一方JR西日本も沿線にユニバーサル・スタジオ・ジャパンがある桜島線夢洲まで伸ばすことを検討しています。

 

大阪駅から30分以内で到着可能です。

 

また京阪電鉄も京阪中之島線を延伸させ、大阪市営地下鉄中央線への接続を検討中です。

 

鉄道だけではなく、車の交通量増加に対応し北側の人工島、舞洲と結ぶ夢舞大橋を4車線から6車線に拡張する計画です。

 

経済効果は夢洲以外にも期待が集まり、大阪中心部と関西国際空港を結ぶなにわ筋は、大阪府・市・JR西・南海電鉄阪急電鉄が事業化を推進しています。

 

 

完成は31年春で関空大阪市を最短40分程度でつなぎ、リニア中央新幹線北陸新幹線の大阪延伸、阪急電鉄伊丹空港線等をつなぐ予定です。

 

昨年の大阪を訪れた外国人客数は、1111万人で国内有数の規模です。

 

交通網の整備で更に訪日客の利便性も高まり、更なる集客と経済波及効果も期待できます。

 

万博周辺では、ホテルや商業施設等の建設が進み、IR施設の運営により関西への経済効果は25年単年で2兆6000億円の試算となります。

 

このように関西経済界での底上げとなるので、各企業はこぞって周辺開発に取り組むと見られます。

 

そのような中で、今回の大和ハウス工業社長の発言に釣られて、他の企業も参戦が相次ぐと見られます。

 

今まで東京一極集中になっていたが、やっと東京以外での経済効果が見込めるプロジェクトなので、是非とも成功を願いたいですね。

 

ではまた。