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ビックカメラが変化している?

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最近の家電量販店は、売れているのか、分かりませんが新しい家電製品は次々と発売されています。

 

そこで大手の1つであるビックカメラに注目しました。

 

近年の新店では、「ビックドラッグ(ドラッグストア)」「ビックカメラセレクト(小型家電・日用雑貨・トラベル関連)」等のカテゴリー特化型店舗、「AirBICCAMERA」の名称で中部国際空港や羽田国際空港ターミナルでインバウンドをターゲットにした店舗を展開しています。

 

同社の2018年8月期決算は好調で、売上高8440億円(前年比106。8%)、営業利益270億円(同123.8%)です。

 

では家電業界全体はどうかというと、2017年度の家電市場は7兆700億円(前年比101%)と微増です。

 

薄型テレビ、大型生活家電が好調要因です。

 

家電チェーンランキングは、ヤマダ電気がダントツで以下ビックカメラ、エデイオン、ケーズホールディングス、ヨドバシカメラと続きます。

 

しかしヤマダ電機も売上高は前年比100.7%、営業利益は357億円(同67%)と売上もそんなに右肩上がりではありません。

 

それ以外では、住宅設備機器事業が20%以上の伸びを続けているが、まだまだ時間がかかりそうです。

 

2番手グループのビックカメラは、音響映像・家庭電化部門で売上構成比5割近くとなり、カメラ・テレビ・レコーダー・ビデオカメラ等が前年を超えています。

 

しかしパソコンソフトが減少し、周辺機器、パソコン本体、携帯電話が牽引しています。

 

ビックカメラは、そもそも店舗数が少なくコジマを含めたグループ全体で187店舗だが、ビックだけでは46店舗でターミナル駅を中心とした立地がほとんどです。

 

ただしビックの特徴は、先程のドラッグストア、日用雑貨、トラベル関連、国際空港ターミナルへの出店等で新たな収益源を狙っていると言えます。

 

特に医薬品、日用雑貨は来店頻度を高め、小規模な商圏での武器となっています。

 

同部門の売上高は、175億円(前年比130.6%)と約30%の伸びを続けています。

 

かなりの成長部門で、今後の戦略にも影響しそうな勢いですね。

 

これは何故売上が伸びているかというと、来店頻度を高める商品はスーパーマーケットやドラッグストアに置く商品も同時に陳列している事が重要だと言えます。

 

以前の記事でも書きましたが、ドラッグストアが食品や日用品等を置くことでかなりのお客様を集め、売上を伸ばしてきたのと同じ状況だと言えます。

 

今後は色んな業界があらゆる商品を扱って、来店客の増大を狙うことが売上増への見込みを作ると感じます。

 

ではまた。